就職活動に取り組んでいくと、必ずぶつかる壁が「業界分析」です。

正直、自分がどんな業界に興味を持っているのかもわからなければ、どんなふうに業界研究をして行けばいいかもわからない。。。
でも、志望業界を決めなければいけなかったり、業界の特徴を理解していないとなかなか合格できないといった問題もある。。。

そんな方も安心してください！
この記事では、「業界研究」に焦点を当て、その重要性とどのように行うべきかを解説します。

1.業界研究の重要性

就職活動を進めていく中で、"業界研究"は必要不可欠なステップです。それはなぜでしょうか？

業界研究を通じて、特定の業界や企業の現状、競争状況、業界全体の成長性や将来性などを理解することができます。その調べた業界知識は、エントリーシート、いわゆるESの作成や面接時の質問への対応において、かなり重要な役割を果たします。また、それだけでなく、自分自身がどのような業界で働きたいのか、といった理由を明確にするためのヒントにもなりえます。これにより、自己分析を深めるとともに、具体的なキャリアビジョンを描く一助となります。

また、業界研究は、あなたが求める仕事環境や価値観が企業と一致しているかを見極めるための有効な手段でもあります。業界研究により、企業がどのような価値観を持っており、その企業のビジョンや文化が自分に合っているかを判断することができます。

2.業界研究の進め方

では、どのように業界研究を進めていくべきでしょうか？以下に、効果的な業界研究の進め方をご紹介します。

目的の理解

業界分析の主な目的は2つです。

・業界の深い理解
・自分の行きたい業界の絞り込み

目的はこの2つに集約されます。

自分が行きたい業界がしっかりと定まるように、業界分析は怠らないようにしましょう！

業界の全体像の理解

続いてのステップは、自分が興味を持つ業界全体の動向をつかむことです。

インターネットや新聞、業界専門誌などの情報源を活用し、業界の最新ニュース、トレンド、成長性などを把握しましょう！
また、業界団体が発表する資料や、業界レポートからも情報を収集し、業界全体の動きを理解することで、各企業の動向を把握していきましょう。

業界分析の方法

業界分析をするときは、以下のポイントを押さえて分析してみましょう。

・企業理念/組織文化
・ビジネスモデル/事業内容
・労働環境/福利厚生
・会社規模/競合比較

特定の企業や業界の分析

業界全体を学んだ後は、自分が興味のある業界を分析しましょう！

分析する際は、以下のことに気をつけましょう。

・偏った情報だけで判断しない
・全部知ろうとしすぎない

よくあるのは、「HPを見たから終わり！」「企業理念を知ったから終わり」「業界のポジションを知ったから終わり」といった、偏った情報収集です。

決して悪いわけではないですが、偏った情報で判断すると、後々「イメージと違う、、、」ということになりかねないので、気をつけましょう。

また、全部を知ろうとして、長い時間をかけて業界研究をしようとする人がいます。
しかしそれはお勧めできません。
なぜなら、「調べた情報」「聞いた情報」だけでは、わからない部分もあるからです。実際に働いてみないとわからないこともあるため、完璧を目指そうとしなくても大丈夫です。

3.業界研究を活用する

では、続けて、得た業界知識をどのように活用していくのか。
具体的には以下のような活用方法があります。

・エントリーシートや面接時に利用する
・情報収集の熱意を伝える
・将来の自分の目標と重ね合わせる

「業界分析をした」だけでは、大した訴求にはなりませんが、「どんな思いで業界研究をしたか」「どのくらいの熱意を込めたか」「自分の目指す姿とその業界がなぜ紐づいたのか」ということは、思いっきりつたられる情報です。

業界研究は一見大変な作業に思えますが、その成果は自身のキャリア形成や就職活動において大きな助けとなります。ぜひ効果的な業界研究に取り組み、成功する就職活動を実現しましょう。